変圧器は海外旅行に必要なの？電化製品ごとに検証してみた
海外旅行に行く時も、普段から使っている電化製品って
手放せませんよね。
代表的なものとして
ノートパソコン、スマホなどの通信機器
デジカメ、電気シェーバー、ドライヤーなどが
海外旅行の際に必要な電化製品となると思います。
日本と海外では電圧が異なるので
日本の電化製品を持って行って、海外で使用する場合
一般的に電圧の変換が必要となります。
日本の電圧は100V、海外では主に110V～240Vの電圧なので
電圧を下げるための変圧器が必要となるわけです。
ですが。。。。。
結論から言うと、旅行に持っていくような電化製品の場合
ほとんどのアイテムで変圧器は不要です。
さて、手持ちの電化製品の電圧が何ボルト対応かを
チェックする方法ですが
電化製品の本体やコンセントプラグ、ＡＣアダプターの表示を見て
入力： 100-240V
INPUT: 100-240V
などと書かれていれば、海外でも使用できます。
100V～240Vの範囲で使えるということです。
反対に
入力： 100V
INPUT: 100V
と書かれていた場合、100Vの電圧でしか対応していないため
海外では電圧が異なり使用できません。
では、アイテム毎に
変圧器が必要なのか見ていきたいと思います。
まず、一つ注意点があります。
同じ種類の電化製品でも、メーカーや機種によって
対応電圧が異なる場合がありますので
必ず、ご自身の電化製品は何ボルト対応なのかを
実際に確かめて下さいね。
・ノートパソコン
⇒ほとんどの機種で100V～240Vに対応しています。
古い機種の場合は100V対応のみとなっているものがありますが
使用している人は、かなり少なくなっていると思われます。
・iPhone
⇒100V～240V対応なので、変圧器なしで世界中で使用できます。
・iPad
⇒iPhone同様、100V～240Vの範囲で利用可なので
変圧器は不要です。
・スマートフォン、携帯電話
⇒最近のものは、ほとんど海外の電圧でも使用可能に
作られています。
ただし、古い機種によっては、100Vのみ対応となっている物も
あるので変圧器が必要な場合もあります。
特に、ずーと機種交換せずに
長く使っている場合は注意が必要です。
・デジカメ
⇒よほど古い機種を除き
ほとんどの機種で100V～240VでOKとなっています。
・電気シェーバー
⇒海外使用可能な物も多いですが、100Vのみ対応の物もあるので
注意が必要です。海外対応可のものと混在しています。
・ヘアードライヤー
⇒今なお、100Vのみ対応の物が多く、海外に行く場合は
海外対応のドライヤーを入手した方が良いです。
「変圧器での使用は？」と疑問に思う方もいるかと思いますが
ドライヤーは、非常に大きな電力を必要とするので
変圧器も消費電力に耐えられる物を揃える必要があります。
ドライヤーのような
大きなワット数に対応できる変圧器は高額になるので
一層のこと、海外でも使用できるドライヤーを新たに購入した方が
安上がりで良いでしょう。
そもそも、ドライヤーはホテルの部屋に備え付けの場合も多く
部屋にない場合でも、フロントに言えば大抵の場合、貸してくれます。
Hairdryer in the Hotel Room / Matthew Oliphant
荷物になるので
はじめから、持っていかないという選択肢もアリかと思います。
以上、主な電化製品の対応電圧について見てきましたが
ざっくり言うと
パソコン、デジカメなどの電子機器は
海外対応可能で変圧器不要な物が多く
電気シェーバー、ヘアードライヤーなど家電系のものが
製品によっては、変圧器が必要といった感じです。
ただし、電気カミソリについては、海外で使用できる機種も
多く販売されているので
変圧器を購入せずに、海外対応可の物を買ってしまう手も
あります。
さらに、もう一つ重要なことがあります。
日本と海外では、コンセントのプラグの形状が異なるので
「変換プラグ」が必要となります。
国によって、プラグの形状は異なるので
あなたが訪問する国がどんな型なのかを、まず確認する必要があります。
コンセントのプラグの形状が確認できたら、家電量販店などで
訪問国の形状に合った「変換プラグ」を購入し
日本でいつも使っている電化製品のコンセント部分に
「変換プラグ」を装着すれば、現地で使用することができます。
結局のところ、パソコンやスマホなど
海外の電圧にも対応した製品が普及した現在では
古い機種の電化製品を利用しているなど例外を除き
多くの方にとって
変圧器は海外旅行に不要な物になるかと思います。
私も過去の海外旅行で必要と感じたことがありません。
変圧器は見た目以上に重く、使用する機会もまずないので
特殊なケースを除き
一般的に海外旅行には不要なアイテムといっていいでしょう。
