『ホテルの口コミ』をチェックする時に見落としがちな情報とは？
ホテルの予約サイトの口コミ欄をチェックすると、様々な投稿が並んでいます。高評価なコメント、低評価なコメント、満足して楽しめたというコメント、批判的なコメント、独自の視点からホテルをチェックしていて、興味深いコメントなどもあります。
ホテル予約サイトの投稿コメントをいくつも見ながら、どんなホテルなのだろうと想像をふくらまして、あっという間に時間が過ぎていたなんてこともあります。
ホテルの口コミは、自分が泊まりたい宿が、大まかにどんな感じの宿泊施設なのかをチェックするのに、大変役に立ちます。
ただし、口コミのチェックの仕方を誤ると、実際自分が訪れた場合に、想像していたものと内容が異なり、ギャップが生まれる場合があるので注意が必要です。
実は、ホテルのコメントをチェックするときに、一番見落としがちなのが、『口コミの投稿日』です。
ホテルの施設、建物の状況、従業員、宿周辺の環境などは日々変化しています。1、2年前と現在では大きく様変わりしていることもあります。
また、たとえ投稿日が新しかったとしても、気を付けなければならない点があります。
なにかと言いますと
『投稿者が実際に宿泊した日』です。
投稿者の中には、以前に自分が投稿した内容を最近になって修正したり、また、何年も前に宿泊したホテルについてコメントしている人もいます。
この場合は、投稿されている内容と、現在のホテルの状況が必ずしも一致するとは限りませんので、投稿内容と現況が大きく異なってしまいます。
少しでも、最新の情報を手に入れるために、ホテルの口コミをチェックする際には、投稿日と合わせて、投稿者が実際に宿泊した日もチェックする必要があります。
口コミの投稿内容と現況が一致していないケースとして、口コミ自体の件数が少なく、何年も投稿されていない場合や、また口コミが多く最新の投稿があるにもかかわらず、何年も前の投稿を参照している場合です。この場合は、結局、古い情報を仕入れていることになってしまいます。
以前は素晴らしいサービスを提供していても、最近は質が落ちてしまっているケースもあります。また三年前は、ホテルの中に、おいしいレストランがあったのに、ホテルの規模縮小で、一年前にレストランが閉鎖されてしまったなんてこともあります。
また逆に良い方向に変わる場合もあります。投稿には部屋が古いと書かれていても、実際には、改装をしたり、新館を建てたりして、リニューアルして改善されていることもあります。
また、「○○という男性従業員の接客態度が悪かった」と書かれていても、○○さんはすでに退職していて、そのホテルには、もういないかもしれません。
周辺環境についても、ホテルの周りにレストランやコンビニがなくて不便だったという不満があっても、お店ができて便利になっているということもあります。
都市部では、ホテル周囲の環境が数年で変わることもあります。また、海外ではさらに顕著で、特に東南アジアや中国などでは、ホテルの近くに地下鉄の駅やコンビニができて、周辺環境が整備されて、いままで不便だったものが改善され、便利になっているケースもあります。
また、国内外問わず、従業員の入れ替わりが多いホテルもあるので、その時従業員の態度が良かった、悪かったといっても状況が変わっていることもよくある話です。
したがって、口コミをチェックする場合は、投稿日を必ずチェックして、なるべく、投稿者が実際に宿泊した日が最近のものをチェックするようにしましょう。
具体的に、最近とはどのくらい前までと言うことは、施設、立地条件、国内か海外かなどによって異なってきますが、大体目安として１年以内のものが参考になります。
なお、何年も前の口コミも、見方によっては役に立ちます。最近投稿された宿の口コミと比較して、内容が大きく変わっていないようならば、良い点は維持されていて、悪い点は相変わらず改善されていないという具合にも解釈できます。
また、数年前から最新の投稿まで全体を通して、ホテルの口コミや評判をチェックすることによって、そのホテルの全体的な特徴や傾向を把握することができます。
ホテルの口コミを見る際は、必ず、投稿日や投稿者が実際に泊まった日をチェックして、最新の情報をチェックしつつ、全体的な概要を把握する必要があります。
